びわこ学園医療福祉センター草津
センター草津は、重複障害が最重度の方から、比較的健康状態が落ち着いている方まで108名の方が入所されています。平均年齢は40歳以上ですが、学齢期の方も数名おられ、草津養護学校学園部に登校されています。他に短期入所ベッドも15床稼働をし、地域支援も積極的に行っています。3つの病棟があります。
1病棟紹介(病床数42 看護体制7:1 職員数41)
重複障害が最重度(超重症)で、医療ケアを必要とする利用者が生活している病棟です。
呼吸障害・退(進)行性疾患、易感染などで、特に医療面で多くの援助を必要とする人が多く、呼吸や姿勢の管理などで身体機能の安定を図っています。
「見る・聞く・ふれる」などの取り組みを通して、気持ちとからだへの働きかけ、人や物とかかわる機会を大切にし、「快・不快」「泣く・笑う」「〇〇したい・したくない」など、自分の気持ちを表出する力を一緒に確かめながら感じていくやり取りを大切にしています。
2病棟紹介(病床数42 看護体制7:1 職員数42)
重複障害が最重度で医療ケアを必要とする方と、健康的には比較的落ち着いている利用者が生活している病棟です。
普段は4つのホームで分かれて過ごし、継続した日常生活での役割活動や、作業的活動などの取り組みを通して、「次は〇〇をしましょう」や「次は〇〇に行く予定」などの心づもりが持てる生活日課を提供し、周囲の人・物・場面と本人の気持ちや身体の調整が図れることを大切にしています。
3病棟紹介(病床数42 看護体制7:1 職員数42)
重複障害が最重で医療ケアを必要とする方と、健康的には比較的落ち着いている利用者が生活している病棟です。普段は4つのホームで別れて過ごし、繰り返しの言葉かけや身振り、理解しやすい空間・場面・状況・物などの手がかりで関わることで、人や物への興味関心の幅をさらに広げていくことを大切にしています。
サインやシンボルでコミュニケーションが可能な人たちに対しては、本人の意思表示を細やかに捉えて確認し、主体的な生活づくりへの参加意欲を高めています。
びわこ学園医療福祉センター野洲
センター野洲は、重複障害が最重度な方から、比較的健康状態が落ち着いているけれど、自閉的傾向の強い方まで131名の方が長期入所、12床が地域支援の短期ベッドがあります。それぞれの病棟には二つの呼び方があり、正式には「病棟」ですが、通称「住棟」と言っています。「病(やまい)」ではなく「住(すむ)」場所なのです。3つの病棟(住棟)があります。
1病棟紹介(病床数51 看護体制7:1 職員数57)
1病棟は重複障害が最重度で医療ケアを必要とする方と、健康的には比較的落ち着いている利用者が生活している病棟です。利用者の健康維持を第一に楽しいことが楽しいと感じられる、良好な生理的基盤の延伸を目指し日々取り組んでいます。職員がいつもそばにいてくれる 安心できる環境を作り利用者の声なき訴えを受け止められるよう、様々な学習をしながら日々細やかな観察とケアを行っています。
1病棟はショートステイ事業を行っています。長期利用者の方との関わり様々な利用者とのかかわりの中で、施設の生活だけでなく地域で暮らすことの一端でも知ることができ、やりがいを感じながら取り組んでいます。
2病棟紹介(病床数51 看護体制7:1 職員数60)
2病棟は身体的な障害が重度でありながらも、発達的に理解が高い方も多く生活されています。言葉や発声、表情、ジェスチャーや文字盤などでコミュニケーションを取り、それぞれの気持ちの揺れにも寄り添いながら援助を行っています。
高齢化・重度化も進んできており健康問題が浮き彫りになってきています。早期発見・早期対応はもちろんのこと、人生をどう生きどう最後を迎えるのかについてご本人やご家族、他職種協働で支援の在り方を考えていく事が必要です。
3病棟紹介(病床数38 看護体制20:1 職員数35)
重度の知的障害がありながらも身体障害は比較的軽い方が多く、強度の「行動障害」を呈する方々中心のグループと、ゆっくり移動する(這って移動、車椅子移動含む)方々のグループに分かれて生活されています。
自閉症傾向の方もおられるので、情緒の安定が図れるように、日々の様子を観察し対応しています。
びわこ学園障害者支援センター
重症心身障害者通所施設
ピアーズ(定員20名 看護師4 職員数16)
かなえ (定員20名 看護師6 職員数19)
たいよう(定員20名 看護師6 職員数16)
さんさん(定員20名 看護師4 職員数17)
えがお (定員20名 看護師6 職員数20)
びわこ学園障害者支援センターでは県内5か所で生活介護事業所(重症心身障害者通所施設)を運営しています。通所事業では、重度障がいの方の在宅での生活を支えるために、養護学校卒業以降の青年・成人期の方々を迎え、障害が重くとも自分の人生や生きがいを主体的に創り、豊かな在宅生活が続けられるように支援をしています。医療的ケアが必要な障害のある方々のいのちと生活を支えるために、支援職と一緒に頑張っています。
訪問看護ステーションちょこれーと。
草津(本部):看護師10人、理学療法士1人、作業療法士1人(センター野洲と兼務 1回/週)
野洲:看護師3人、理学療法士2人
訪問看護ステーションちょこれーと。は、本部が草津、サテライトが野洲にあります。
小児・障害児(者)に特化してステーションで2005年7月に開所しました。
慢性的な疾患や何らかの障害があっても、子どもたちはみな楽しく自分の人生を歩む権利があります。
そのために、訪問看護事業を通して、子どもたちの健康を維持し、生きるサポートをしていきたいです。
多機能型事業所 ちょこらんど
訪問看護のスタッフが兼務しています。
①児童発達支援事業所②放課後等デイサービス③保育所等訪問の3つの事業を展開しています。
それぞれの育ちを支え、社会性を育み、子どもたち一人ひとりが、自分の力でいのちを輝かせることが
できるように、ご家族と共に歩み続けていきたいです。
知的障害児者地域生活支援センター
さくらはうす
「さくらはうす」は大津市の南部にある生活介護事業所です。
行動障害をもつ方や、医療的ケアを必要とする方など60名の利用者が通所されています。
さくらはうすには9名の看護師が在籍し、利用者さんが元気に日常生活を送れるようケアしています。